
今私はいろいろな場所で、童話を声に出して読むことをしています。声に出して読むとき、私は作者の方々が作品の中にちりばめた「思い」にもう一つの新しい「いのち」を吹き込みたいと思っています。主人公はこのせりふをどんな感じで言うだろう?この動物はどんな性格?どんな声?この風の音ってどんな音? 声という息吹を加えることで童話は立体的になり生き生きと動き出すのです。 みなさんにお願いしたいことは、ご自分のかかれた作品を是非、声に出して読んでみてほしいということです。声に出して読んだときに、読みにくくてちょっととまってしまう部分やつっかかってしまう部分があったらそこは、文章のリズムを再考する部分だと思います。声に出して読みやすい文章、読むことが楽しくなる文章、何度でも声に出して読んでみたい文章は、黙読でも必ずや楽しいはず。 どんな作品に出会えるのか今からわくわくしています。 |
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| ●中井貴惠(プロフィール) 1957年、東京生まれ。早稲田大学文学部卒業。 女優・エッセイスト。 大学在学中に映画「女王蜂」ヒロインでデビュー。その後、数々の映画、ドラマに出演。 現在、ボランティアグループ「大人と子供のための読みきかせの会」の代表をつとめる。 しかけたっぷりの大型絵本と生の音楽をつけた独特の読みきかせは大人気を博し、幼稚園、小学校や小児病棟などで行われる公演は年間100回にもおよぶ。 その他、様々なジャンルの音楽と朗読を合体したリーディングパフォーマンスを開催。安定感のあるのびやかな声は人々を魅了し、登場人物ごとに使いわけるさまざまな声色で観客をお話の世界に引き込んでいる。 おもな著書に「ニューイングランド物語」(文化出版局)、「父の贈りもの」「赤毛のアンを探して」(角川書店)、翻訳本に「大きな木のおくりもの」(あすなろ書房)、「おおきなかぶ」(ブロンズ新社)、などがある。最新作は再話「はだかの王様」(ブロンズ新社)、「いたずらこねこ」(ほるぷ出版)。 |