童話の広場話題になった童話

2004年3月号

エミリー・ザ・ストレンジ

※出版社の許可を得て掲載しています。無断複製・転載は法律で禁止されています。

作者のコズミック・デブリは、個人名でなく、サンフランシスコ出身のアーティスト集団のことです。この会社のメインキャラクターがエミリーで、「エミリー・ザ・ストレンジ」の創作は、ロブ・リガー、バズ・パーカー、ブライアン・ブルックスが担当しました。

訳者の宇多田ヒカルは1983年ニューヨーク生まれのシンガーソングライターで、1998年12月シングル「Automatic」でデビューしました。現在も日本の音楽史の記録を更新し続けています。

エミリー・ザ・ストレンジ

コズミック・デブリ:作・絵 宇多田ヒカル:訳
メディアファクトリー ISBN:4840107246
2003年3月29日初版発行 1,050円(税込)
話題のツボ

この本は、黒と赤と白の3色だけで構成され、特殊な印刷技術によって文字が隠されており、独特な雰囲気を持った大人向け絵本です。

もともと「エミリー」というキャラクターは、Tシャツ、ステッカーなどの雑貨として人気がありましたが、絵本にして出版したところ、アメリカでヒットし、イギリス・フランス・イタリア・ドイツ・カナダでも翻訳されています。

日本では、宇多田ヒカルさんが翻訳したことと、絵本の世界で1万部売れればヒットといわれる中で、初版20万部というセールスを記録して、話題となりました。

この本の読みどころ

エミリーは、かわいい顔しているけど、実はコワイ事を考えているクールな13歳の女の子。友達は4匹の黒猫だけ。

ブラックで、シュールで、キュートな「エミリー」は、実は誰もが持っている一面なのかもしれません。

癒し系の優しい本が流行する中、インパクトあるイラストと、ちょっと毒気のあるこの本で癒されてみませんか。

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