童話の広場話題になった童話

2004年5月号

ふたりはともだち

※出版社の許可を得て掲載しています。無断複製・転載は法律で禁止されています。

 作者のアーノルド・ローベルは、1933年ロサンゼルス生まれです。幼い頃、両親が離婚し、祖父母に育てられます。高校卒業後、「ブラッド・インスティテュート」に入学し、イラストレーションのおもしろさを知ります。同窓生のアニタと結婚後、それぞれの絵本を作り続け、1985年、ローベルが文、アニタが絵を担当した"The Rose in My Garden"を出版します。1973年「ふたりはいっしょ」でニューベリー賞、1981年「ローベルおじさんのどうぶつものがたり」でコルデコット賞を受賞しています。1987年、亡くなりました。

訳者の三木卓は、1935年東京生まれです。本名は冨田三樹。詩人であり、作家であり、翻訳家です。早稲田大学露文科卒業後、1966年詩集「東京午前三時」でH氏賞、1970年「わがキディ・ランド」で高見順賞、1973年「鶸」で芥川賞を受賞、1999年には紫綬褒章を受章しています。

ふたりはともだち

アーノルド・ローベル・作 三木 卓・訳
文化出版局 ISBN:4-579-40247-2
1972年11月初版発行 897円(税込)
話題のツボ

この本は、世界のロングセラーとしても有名な「がまくんとかえるくん」シリーズの1冊で、ほかに「ふたりはきょうも」、「ふたりはいっしょ」、「ふたりはいつも」があります。

「ふたりはともだち」には、5つのお話があります。その中の「おてがみ」という物語は、小学校の教科書にも採用されており、記憶にある方も多いのではないでしょうか。

2003年に公開された映画「17歳〜旅立ちのふたり〜」で使われ、話題となりました。

この本の読みどころ

モスグリーンを基調とした淡い色合いのイラストが、ほのぼのとしたお話を引き立てています。
この本には、おちゃめな性格のがまくんと、それに振り回されつつも優しく見守るかえるくんの物語が、5本入っています。日常の中にある、喜び、悲しみ、ちょっとした幸せ・・・そんな大切なことを気付かせてくれます。
友だち、親子、家族の関係について、改めて考えてみませんか。

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