童話の広場話題になった童話

2004年6月号

しろくまちゃんのほっとけーき

※出版社の許可を得て掲載しています。無断複製・転載は法律で禁止されています。

作者のわかやまけんは、1930年岐阜市生まれです。グラフィックデザインの世界から童画・絵本の世界へ入りました。作品には、淡く詩情豊かな画風の「きつねやまのよめいり」「あかべこのおはなし」(共にサンケイ児童出版文化賞推薦)、また対称的に、「こぐまちゃんえほんシリーズ」では、デザイン感覚を生かした美しい色彩と形が、幼い子どもたちに圧倒的な人気を得ています。

しろくまちゃんのほっとけーき

わかやまけん・作 こぐま社 ISBN:4-7721-0031-8
1972年10月15日初版発行 840円(税込)
話題のツボ

この絵本は、「日本の子どもたちがはじめて出会う絵本」というコンセプトで創り出された「こぐまちゃんえほんシリーズ」の中で、特に人気の高い1冊です。

特色インク6色で印刷されているため、美しく鮮やかな色彩が子どもたちの目に印象的にとびこんできます。

シリーズで全18巻、約600万部以上、「しろくまちゃんのほっとけーき」は150万部以上発行されており、親から子に受け継がれ、これからも愛され続けていく絵本といえるでしょう。

この本の読みどころ

しろくまちゃんが、お母さんと一緒にホットケーキを作って、友だちのこぐまちゃんと食べて、片付けをするまでのお話しです。

見どころは、ホットケーキが焼けていく様子の絵が、見開きにずらりと並び、「ぽたあん、どろどろ、ぴちぴちぴち、ぷつぷつ」といった音が楽しくリズミカルな言葉で表現されているシーンです。

出来上がるまでのワクワクした気持ちや、ふっくらと焼けていく甘い香りが伝わってきて、今すぐ、ホットケーキが食べたくなる絵本です。

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